Serialization
「コーヒー」と生きる〜そして、一杯の向こう側〜第15話新着!!
空気で人は動く 悶々とした日々の中で、コロナ禍がやってきました。 営業自粛。売上は止まる。それでも人件費だけは、確実に出ていく。 まるで、先の見えないトンネルにそのまま押し込まれたような感覚でした。正直に言え […]
「コーヒー」と生きる〜そして、一杯の向こう側〜第14話新着!!
雪の下で 草木の芽は、雪の下で春を待つ。 踏まれても、すぐに顔を出そうとはしない。土の中で、静かに準備を続けている。 見える時間よりも、見えない時間のほうが、ずっと長い。やがて春が来れば、一気に咲く花もある。 […]
「コーヒー」と生きる〜そして、一杯の向こう側〜第13話新着!!
記憶は時間を越える パセオが閉店して、もう何年も経ちます。本店からも、時間が流れました。 それでも── 「忘れられなくて」 そう言って来てくださる方がいる。 いま私が身を置いているこの場所でも、本店のことを懐 […]
「コーヒー」と生きる〜そして、一杯の向こう側〜第12話
報われるからやる、ではない 正直に言えば、最初から迷いがなかったわけではありません。 売れること。 認められること。 すごいな、と言われること、思われること。 そういう気持ちが、まったくなかったとは言えない。 […]
「コーヒー」と生きる〜そして、一杯の向こう側〜第11話
世界に誇れる日本人の味覚 第9話に続いて、味覚の話を。 日本を代表する日本料理の世界で、誰もが知る料理人がメディアで語っていた話があります。それを聞いたとき、私は国際審査の場で体験した、ある出来事と重なりました。 […]
「コーヒー」と生きる〜そして、一杯の向こう側〜第10話
日本人は後味にうるさい これは体験的で、少し抽象的な話かもしれません。 カップ・オブ・エクセレンスの国際品評会に参加した中で、いつも感じていたことがあります。日本人は、世界に誇る繊細な味覚を持っていて、とりわけ「 […]
「コーヒー」と生きる〜そして、一杯の向こう側〜第9話
コーヒーは甘さで終わるもの コーヒーは、甘さで終わるものだと思っています。いくら香りが印象的でも、最後に甘さが残らなければ、人は自然と次の一口に手が伸びなくなってしまう。 では、その「甘さ」を感じられない理由は何 […]
「コーヒー」と生きる〜そして、一杯の向こう側〜第8話
預かっている、という感覚 洋菓子店を30年営んでいる友人から、こんな話を聞いたことがあります。 「素材は、生産者からの預かりものなんだよ」 言葉としては、分かる。でも、その真意というものは、なかなか掴めません […]
「コーヒー」と生きる〜そして、一杯の向こう側〜第7話
離れようとしても、離れなかったもの 宮の森にあった珈琲屋、羅賀丸を、ボランティアで4年3ヶ月と10日、手伝っていました。 結婚を機に、一度、きちんと区切りをつけようと思い、お店から離れました。未練、という言葉は少 […]
「コーヒー」と生きる〜そして、一杯の向こう側〜第6話
無駄なことはひとつもない 無駄なことは、ひとつもない。 そう思えるようになるまでに、ずいぶん時間がかかりました。 そのときには無駄だと思っていたことも、点のままでは意味を持たなくても、やがて線になり、振り返っ […]










